業界動向
セラミックコンデンサの一種であるMLCC(積層セラミックコンデンサ)は、年々小型化と高容量化が進んでいます。
小型化が加速する理由は、機器のニーズというよりも製造メーカーの事情にあります。
製品単価の下落対策として、同一仕様部品を小型化する事で、原材料費の低減が可能となるためです。
一方、2016年以後急速に車載機器や携帯基地局の需要が拡大したため、製品供給逼迫が発生しています。
その結果として、一部サイズ製品(1005サイズ等)をEOLとするメーカーや、新規案件の受注停止とするメーカーなども出てきています。
この状況は、2020年まで続くとの予測もあります。
※2018/9更新