ジェイチップコンサルティング株式会社は、ソーシングエンジニアのもつ「部品技術力」を活用して、電子部品/半導体の選定~調達業務の最適化という視点で、お客様(大手セットメーカ)の業務を技術的に支援、またBPO(Business Process Outsourcing)をさせていただく会社です。
製造業の共通のお困りごとに対して、 サービスを作り、膨大な調査や作業を一手に引き受けます
J-Chipの特徴
電機業界出身によるシルバーエンジニアを多数採用し、ローコスト/高品質なサービスを実現
膨大な調査や作業を工場化し、納期遵守率100%を実現
Quality
安定した品質のOUTPUT
例)影響大ミス 一次調査時(0.4%)→検査後(0.01%)→納品
Cost
お客様実施/他社サービスと比較し、LowCost実施
例)お客様社内実施>J-Chip ▲58%
Delivery
納期尊守率100%の実績
例)~2016年納品回数 525回 → 遅延回数 0回
1.電子部品/半導体の環境変化とEOLの増加
電子部品/半導体といえば日本のお家芸的産業と言われてきましたが、昨今のニュース等の報道でもある通り、リーマンショック、震災を経て2010年頃から日系メーカの衰退が顕著化してまいりました。
その結果として日系メーカは不採算部品等の供給を中止し始め(=EOL増加)、弊社の調査ではこの1年間で約2000点(調査件数300,000点)のEOL・カタログ落ちが発生しています。
更に、いくつかの品種では日系メーカがEOLを出すと他の日系メーカも同様にEOLにする傾向があり、日系の同業メーカでは代替品が容易に見つからず、{アジア系メーカから発掘}せざるを得ない状況も起こっています。
また、お客様からお預かりしている現在調達中の部品リストの中には平均して{EOL・カタログ落ち部品が20%}程度存在しているということも事実です。
さらには{自動車の急速な電子化}のあおりを受けて、生産量は変わらなくても部品逼迫の状況が続いている部品種も増えてきており、この傾向は暫く続くことが予想されます。
※EOL(End of life):部品の生産終了、ディスコン
2.お客様にとってのCoreとNon-Core業務
電子部品/半導体の環境が目まぐるしく変化する中で、お客様の経営、設計部門、調達部門、部品技術/品質部門は部品にまつわる多くの課題を抱えています。
例えば、EOL対策の業務は生産維持のために必要不可欠なものでありますが、一方で膨大な作業が伴い、またそれらの作業は製品の競争力強化にはあまり影響を与えにくいものといえます。
更にはこの作業は各社共通の作業で、1社で取り組むよりも業界での標準化に適した業務です。
業務をCoreとNon-Core業務に分けて定義すると、お客様はCore業務に技術力を集約し、Non-Core業務は専門性の高い外部にアウトソーシングする時代です。
- Core業務の定義:社内で蓄積すべき付加価値を生む業務
- Non-Core業務の定義:業界共通の作業であり標準化により効率化できる業務
一方、お客様にとってのNon-Core業務は、部品技術力を活用したサービス業である弊社にとってはCore業務です。
3.競合と協業(ユーザ会による協業検証→サービス化)
マーケットでは「競合」するお客様が集まって、共通課題/業務の「協業」を目指す場がJ-Chipユーザ会です。
ユーザ会では、お客様の課題をCoreとNon-Coreに分類し、 Non-Core業務について「協業」の可能性をトライアルします。
弊社では、 Non-Core業務でアウトソーシング可能な領域を「サービス化」いたします。
部品知識に精通したソーシングエンジニアを活用することで、お客様にとってのNon-Core業務における「協業」を実現します。
4.シルバーエンジニア、キャリアマザーの活用(Lowcostオペレーション)
サービス化した業務には膨大なデータ調査や作成があります。Lowcostを実現する為に、弊社ではシルバーエンジニアを多数活用しています。
更にはこの作業は各社共通の作業で、1社で取り組むよりも業界での標準化に適した業務です。
シルバーエンジニアは電機・精密メーカを定年退職した技術者(電気設計経験者、調達経験者等)です。
シルバー人材への安定した職の提供、 Lowcostオペレーションの両立を実現しています。