業界動向
オペアンプは、微小信号の増幅や信号の加工に使用される集積回路です。
オペアンプは、高精度、低雑音、高速・広帯域、低電圧・低消費電力などの性能が求められます。
ところが、全てを満足する製品の実現は困難なため、アプリケーションによって使用するタイプが決められます。
例えば、携帯機器には低電圧・低消費電力タイプが使用されますが速度・帯域の性能は良くありません。
また、オペアンプには電圧帰還型と電流帰還型の2種類の内部回路構成があります。
従来の電圧帰還型では高速化に限界があり、数十MHz以上に対応したオペアンプでは電流帰還型が主流になっています。