2020年2月21日Yageo（台湾）は、KEMET（米国）の株主がYageoによる買収承認についての投票を実施したと報道しました。

買収決定についての記載有りませんが、最終段階である事は明確です。

YageoによるKEMETの買収については2019年11月に報道されており、その内容も公開されています。

この買収統合が実現するとYageoグループの売上金額は、太陽誘電・Vishayを追い抜く数値となります。

2018年には米国の老舗企業であるPluse社を買収しており、更なるM&Aが拡大したと感じます。

参考：Progress Update on Yageo-KEMET Merger

<買収提案概要>

1. YageoはKEMETの発行済株式を1株当たり27.2ドルで全て取得する。
2. Yageoグループ合計売上はU$4,500M（2019年）となる
3. 販売製品: 抵抗器・MLCC・タンタルコンデンサ・フィルムコンデンサ・電解コンデンサ・センサー・回路保護素子・インダクタ・リレー
   ※ほぼ全ての受動部品を網羅する
4. 製造拠点: 世界30ヵ所、台湾・中国・マレーシア・シンガポール・アメリカ・ヨーロッパ（ドイツ他）
   両社にて最適な生産地選択を可能とする。
5. シナジー効果: 設備・人員交流による共同開発と創造、補完販売が可能となる

発表資料によると、相互のシナジー効果を発揮して、成長が見込まれる車載機器と5G通信機器・インフラにに注力し市場シェア拡大を狙っていくとの事です。

品種別情報・チップ抵抗器　設計段階から徹底できるEOL対策・代替品調査　電子部品市場シェア調査

j-chipがお手伝いできること

2018年以後、チップ抵抗器も車載機器向け製品での需要拡大のためリードタイム延長や、一部取引停止など問題が発生しています。

そのため、各社で新たな代替ソースの確保が急務となっており、今回のチップ抵抗器供給逼迫に対して、日系のメーカーではリード製品の工程をチップ抵抗に変更するなど対応をしていると聞きます。

それでも、供給が出来ないメーカーでは他社への代替えを推奨するなどもししており、その際発生する新規メーカー開拓（部品評価・調査）に苦労されているメーカー様もあるようです。

弊社では、これらお客様のお困り事の一部を”業務代行支援” させて頂いております。

今回の案件事例では、下記がその代表です。

代替品調査

具体的に、KOA製品と同等仕様の製品を”ご希望するメーカーにて代替調査“致します。詳細仕様等の要件はお客様のご希望に従います。

例えばKOA社のRN73Xaaa、RN73Xbbb、RN73Xccc、RN73Xddd、RN73Xeee…といった部品において、

この様に、代替品のご提案をさせて頂きます。

詳細仕様等の要件はお客様のご希望に従います。詳しくはこちらをご確認ください。
代替品調査サービス　詳しくはこちら(PDF)

電子部品信頼性評価試験支援査

チップ抵抗製品の信頼性評価試験資料提供と、その説明を行います。

ご要望により、具体的な評価も外部機関と提携して行います。

メーカー情報提供・開拓支援

チップ抵抗器メーカー売上金額グラフで、伏字のメーカー他の総合評価結果情報を提供致します。
その他、お客様にて検討予定のメーカー調査を行います。