昨今、中国リスク(賃金高騰・関税問題等)が騒がれていますが、その回避策としてマレーシアは受け皿になるのか?という事で、2019年6月に実際にマレーシアを訪問し実地調査を行ってきました。
各種の情報、動向が得られましたのでその一部をご紹介させていただきます。
Ikatech(電子部品代理店)
ペナン島を拠点として活動する電子部品代理店であるIkatech社のMr. Jack Yang(社長)、Mr. David(元課員)の二名と面談し、ペナン島及びマレーシア全体の業界動向のヒアリングを行いました。
Ikatech社の経営状況
顧客大手は、SONY・Panasonic・Sharpなどの日系家電メーカーのためピーク売上の60%まで落ちています。
対策として、課員リストラ・新規部材販売へとシフトしていますが、なかなか売上拡幅には至っていません。
Ikatech社 企業情報抜粋
マレーシア・ペナン業界動向
マレーシア経済全体としては景気は上向きです。
マハティール首相が復帰して中国依存から脱却・汚職払拭が出来た事がその要因で。
ペナン経済は、欧米半導体メーカーが好調のため、出張者・商談・監査増加等により好調です。
今後の方針
今後、負荷価値の高い製品(RFID・無線モジュール・CPU)の拡販を進めて行く予定です。特に、CPU製品については某メーカーのスマートホンでも採用が決定しており、他社向けでも販売を狙いたいです。
ペナン地区でのポイント
- 欧米半導体・PC周辺機器メーカーが終結しており、東南アジアの重要拠点と位置付け活動を展開中
- 新ブリッヂの開通により労働力を確保、同時に経済は活性化
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