白色LEDに関する特許は日亜化学より多数提案されていますが、その多くが2011年に期限切れになっています。
また、日亜化学のGaN青色LED特許が2019年に無効となる予定です。
これら特許の権利消滅による影響はあるのでしょうか?
特許の権利消滅による影響
2011年に日亜化学のLEDに関する特許権利が数多く消滅したことにより、2012年よりアジア系メーカー(日本を除く)では白色LEDの拡販を進めています。
残る日亜化学のGaN青色LED特許は汎用性が低いのと、日亜化学が主要ウエハーメーカーとクロスライセンス契約をしているため大きな影響は無いと考えられます。
可能性があるとすると、長期訴訟関係にあるEVERLIGHT(ウエハーはEpistar)が、日本市場で拡販を行なう事です。
しかしながら、青色LEDの製品単価も既に下落していますし、ウエハーメーカーの生産キャパは台湾・中国向けがメインであり日系メーカーへの供給は出来ないと想像しており、大きな混乱が起きることはないと思われます。
LED特許と価格の関係
LED照明を多く使っている香港ビクトリア湾の風景
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