拡大するEVで車載電池が、キーパーツとして各社で開発競争が展開されています。
その一方で、一次電池※は、民生機器・医療機器等で潜在需要があり市場規模も増加しています。
そこで、市場シェアはどうなっているのか調査しました。
※補足:一次電池は放電電流を使い切るタイプで、二次電池は充電可能であり、再使用ができます。
一次電池の種類
マンガン電池 | アルカリ電池 | リチウム電池 |
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歴史があり廉価のため全世界で使用されている。 | マンガン電池より大容量であり、大電流用途に向いている。 | 長時間使用が可能でありメモリー保持/ストロボ用途に向いている。 |
電池市場規模
一次電池 | 二次電池 |
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¥1.6兆 (2022年) | ¥15兆 (2022年) |
2022年一次電池メーカー別売上金額シェア(¥億)
売上合計:¥16,153億
調査メーカー:伏字部(FDK・マクセル・村田製作所・Samsung・GP・HCB・他)
シェア上位は老舗メーカーが位置している。以下に、新興系メーカー・中堅メーカーがひしめいている。
2022年 一次電池国籍別売上金額シェア(¥億)
売上合計:¥16,153億
一次電池は19世紀以後、欧米メーカーが開発し発展してきたため高いシェアを維持しています。
日系メーカーがそれに続きますが、近年は M&Aや事業縮小しそのシェアは減少傾向です。
継続した、業界動向ウオッチが必要です。
一次電池製品についてのメーカー情報や評価情報等、詳しい情報については、お問い合わせください。