業界動向

マレーシア部品メーカー動向調査報告⑥AVAL社 AOBA社 まとめ

昨今、中国リスク(賃金高騰・関税問題等)が騒がれていますが、その回避策としてマレーシアは受け皿になるのか?という事で、2019年6月に実際にマレーシアを訪問し実地調査を行ってきました。

各種の情報、動向が得られましたのでその一部をご紹介させていただきます。

AVAL社(FFC)

AVAL社は、マレーシア工場を持つFFC製造メーカーで、ローカル(地場)企業になります。

ここで製造されたFFC(フレキシブルフラットケーブル)は、セランゴールに工場を持つ日系メーカーで使用されています。

AVAL社(FFC)の概要

  • 設立: 1989年
  • 本社: マレーシア ジョホール
  • 工場: ジョホール、中国東莞
  • 売上金額: U$80M
  • 製品: FFC、ワイヤーハーネス
  • 認証: ISO14001 / TS16949
  • URL: http: //www.aval-electric.com

AOBA社(インダクタ)

AOBA社は、ABC taiwanの子会社で、マレーシア工場があるローカル(地場)企業の一つです。

マレーシア唯一の、インダクタ製品製造メーカーになります。

AOBA社(インダクタ)の概要

  • 設立: 1994年
  • 本社: マレーシア セランゴール
  • 工場: セランゴール、中国上海、広州
  • 売上金額: U$50M
  • 製品: インダクタ、フェライトビーズ
  • 認証: ISO14001 / TS16949
  • URL: http://www.aobamy.com

まとめ・所感

マレーシアについて日本のメディアで取上げるケースは、ほぼ無いと思います。

あるとすると、ボルネオのオラウウータンが絶滅寸前といったニュース程度かと思います。

一方で、隣国のシンガポールはアジアの金融センター、ハブ空港として有名であり、しばしメディアでも話題となります。

私も10年振りにこのマレーシアを訪問しましたが、変化している点と変化していない点など様々な情報を得る事ができたと感じています。

最大の変化は、交通インフラの充実です。

クアラルンプール国際空港から中心街までは高速鉄道(KLIA)が2014年に開通し、地下鉄は2016年に開発しました。

これらは国際都市としての必要条件と言えます。

事実としてG7と言われる諸国の首都は皆、地下鉄が有ります。

マレーシア最大の課題は、国内企業がまだまだ成長できていない事だと思います。

特に政府指導で進めた国民車(Proton)は1985年に生産開始し、一時は国内シェア60%を占めていましたが、その後の技術開発が進まず2018年の国内シェアは15%まで落ちています。

結果として、国民は輸入車を購入しています。

この状況は、しばらく続くと予想されます。

その他の電気産業も、ほぼ欧米・日系外資が強く国内企業は殆ど成長していません。

この状況で先進国入りするのは難しく、10年前と同様に変化していない点です。

隣国のタイにも多くの欧米・日系企業が進出しており、国内企業が成長していないのと同様です。

本来マレーシアは、南国で自然が豊富な楽園でした。

16世紀以後に欧米植民地・世界大戦があり、それらを経て独立しましたが、産業の大部分を海外資本に依存する構図は、その頃から変わっていないという事です。

唯一の救いは、中国で話題の大気汚染がマレーシアでは発生していない事です。

つまり、重化学工業は発展していないのです。

この大自然は、未来永劫残して欲しいと想うばかりです。

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