2017年末より受動部品が逼迫していますが、特にMLCC/抵抗器を製造している台湾企業にフォーカスし、実際に2018年12月に台湾に訪問し面談を実施致しました。
各種の情報、動向が得られましたのでその一部をご紹介させていただきます。
CYNTEC(抵抗器 / インダクタ)
同社は、1991年にデルタグループと進工業の合弁企業として設立されました。
本社工場は台湾の新竹、大陸の蘇州に工場があります。
扱う製品は抵抗器・インダクタ・過電流保護で、チップ抵抗器の世界シェアは15位です。
2010年に、デルタ社の子会社となりました。
①抵抗器の動向
主要製品は薄膜抵抗器であり、全体の売上・・・%を占めています。その他、圧膜抵抗器は・・・・・。
②インダクタ
製品は全て面実装品であり、パワーインダクターに特化した販売をしています。
用途としてはDC-DCコンバータ向けの製品が多く、品種としては、メタルコンポジット・シールドインダクタ・簡易シールドインダクタを揃えています。
メタルコンポジット製品は、日系メーカーの特許制約がある事は知っており。それを回避する工夫をしています。
③デルタ社/進工業との関係
2010年に上場を廃止して、100%デルタの子会社になりました。
これにより、デルタ社との関係は明確となり売上も増加しています。
デルタ社顧客向けの新たな販路が拡大しています。
進工業との資本関係は、デルタ子会社化により廃止されましたが、人材等の交流は今もあります。
新竹本社工場全体
抵抗器製品
引用:Cyntec HP